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        ☆ジオラマ製作応援隊 
        1/80スケールのストラクチャーを作ろう!
      
(1)フリーのCADソフトで図面を作ってみよう!

         
         今回は、1/80スケールのストラクチャー(建物)を白ボール紙を使って、製作してみよう
        と
思います。3部構成となっておりますが、まず、CADという製図ソフトを使用して、図面
        を描き、それを印刷して、組み上げて、ディテールの追加と塗装をして仕上げとなります。
         
        まず、今回の記事内容は、フリーのCADソフトの簡単な説明をしながら、図面を作っていき
        たいと思いますが、CADソフトは、『AR CAD』というシステムハウス福知山さん開発のCAD
        を使っております。このCADは、初心者でも分かりやすいインターフェースと直感的な操作
        が可能な非常に扱いやすい素晴らしいCADソフトです。ダウンロード先は、下記のアドレス
        から、可能です。(?)システムハウス福知山(http://www.shfweb.com/ )
        よろしかったら、ぜひ、試してみてくださいね!

         
         では、進めていきたいと思います。
        まず、CADソフトを実行します。インターフェイスは、こんな感じです!
        まず、右側の赤い印の部分に、『1/80』と記入します。
        そうしますと、この図面は、1/80スケールにて計算しますということになります。

        また、図面の完成したものが、下記の画像です。
        ここでは、単純に切り妻屋根の平屋のストラクチャーを作っていきたいと思います。
        単純に白ボール紙(0.5mm厚)を2枚重ねとして、組み上げていきますので、表と裏の2枚が
        必要となります。画像内の例えば、《A》と《A'》がそれとなります。
        尚、表と裏のどちらかを縦に配置して、紙の目を交差させ、貼りあわせた時に強度が上が
        るように配置してください。

         
         では、実際に、CADソフトを使って、基本となる線を引いたり、複線を引いたり、中心線を
        ひいたり、また、線を切断して取り除いたり、四角形を描く方法等を簡単ではありますが
        説明したいと思います。
         
        尚、もっと、詳しい操作を知りたい方は、市販にて解説書も販売されているようですので
        お探し頂いて、完全にマスターするのも有意義だと思います!
         
        では、今年の夏は、CADソフトを学んで、ぜひ、ワンランクアップの製作を楽しみましょう!
        あなたらしいジオラマをつくっちゃおう!!

        ジオラマ製作応援隊-CAD図面を引いてみよう1


         
            次に、基本となる四角形を描いていきましょう!
         *〇数字は、( )内の数字に対応

         まず、画面右側のベースラインの左側に表示されているスケールを1/80に書き換えます。
         左側メニューの画像□を押し、選択します。そして、(2)の部分の『大きさ』の右側のF2と
         書いてある四角の枠をクリックします。それにより、(2)の部分が記入できるようになります
         ので、実際の寸法を記入していきます。ここでは、7,280(1,820×4))の4間と6,370(1820×
         3.5)の3.5間の実寸法の建物を製作します。(*単位mm)ので、それぞれ、下記の画像の
         ように記入してください。
        
         赤いラインの四角形の枠が、マウスポインタ(矢印)の先に表示されるので、お好きな場所
         にクリックして配置します。*配置すると、赤いラインが黒く表示されます。

         いかがですか?簡単に四角形を描くことが出来ましたね!これが、基本となります。

        ジオラマ製作応援隊-CAD図面を引いてみよう2 


         中心線を描いてみよう!
         
         次に中心線を描いてみましょう!
         下記画像の(1)をクリックし、次に(2)と(4)を順に押して選択してから、(4)から
         (5)に向かって、引いてみてください。簡単に中心線を引く事が可能です。



         ジオラマ製作応援隊-CAD図面を引いてみよう3
         


         複線を描いてみよう!
         
         次は、複線の描き方です。
         複線は、1本の線を基準にして、等間隔に線を描きたい時に使用します。
         
         下記画像の数字の順にクリックしていきますが、ここでは、(2)の部分に『100』と記入して
         みます。(*100mm=10cmです。)ただし、コピーモードではなく、移動モードにチェックが
         入っておりますと線だけが移動していってしまいますので、必ずコピーモードにしておきます。
         
         (4)では、基準線をクリックして指定し、その後、(5)の連続複写をクリックするごとに
         100mm間隔で複線を描くことが可能ですので、大変、便利です。
         ここでは、雨戸を仕舞う戸袋部分の作図をサンプルにしています。


         ジオラマ製作応援隊-CAD図面を引いてみよう4


         直線を引いてみよう!
         基本中の基本ですね!
         まず、左側メニューの(1)の『直線』をクリックし、次に(2)から(3)へ(4)から(5)
         に向かってクリックし引きます。
         
         これで、交差する直線が引けました。
         ここは開口部にする場合などに×印の交差する線を書き込んでおくことで、視覚的にも
         カットする箇所が分かりやすくなりますので、おすすめです!


          ジオラマ製作応援隊-CAD図面を引いてみよう5


         【線を切断(カット)してみよう!】
         
         線が引けるようになったら、次は、不要な線を切断して取り除く方法です。
         画像のようにまず、左メニューから「線切断」を選びます。(*手のマークのポインタが
         現れます)
         (1)切断したい線を選択します。(クリックすると線が赤くなります。)
         (2)(1)をするとポインタがハサミの形状になりますので、切断したい開始位置を決めます。
           クリックするとX印が付きます。

                       

         
         















 

(3)次に切断したい終了位置を決め、クリックしますと同時に線が切断されます。
尚、画像では、三角印が表示されていますが、その線の半分の長さを意味しています。

 

         では、最後にA4サイズの白ボール紙(0.5mm厚)に印刷し丁寧にカットしたものが
         下記の写真です!

 

         
         ところで、プリンターによっては、紙の厚みが対応していない場合があります。
         その際は、0.3mm程度の厚紙にて組み上げ、裏からしっかりとした補強をすると良いと思います。

 
         さて、次回は、図面を引いてカットした素材を組み上げて、いよいよ形にしてまいります!

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