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☆ジオラマ製作応援隊 
1/80スケールのストラクチャーを作ろう!


回は、『仕上げ編』です。楽しんでいきましょう。

■工程1 ストラクチャーの四つ角(型紙の貼り付け部分)にパテを盛る
      
まず、四つ角部分の紙を貼り合わせた場所にパテをヘラなどで盛ります。
ここでは、壁の仕上げカラーが、白なので、MRHOBBYの「Mr.ホワイトパテ」を
使用しています。

写真は、パテを盛ったところです。後で削るので、多少盛り上げて塗ってOKです。

             


             

















 
 

      工程2 工程1のパテを削ります。

      次にパテが乾いたら、紙やすりで丁寧に平滑になるように削ります。
      ここでは、紙やすりは、400番ぐらいを使っています。
      ただし、壁表面の仕上げ方によっては、その後、更に細かい目の紙やすりで
      削っておきます。

 

            




















 
 

       工程3 ストラクチャーの外壁と屋根の下地処理です。
 

      サーフェーサーを吹付けます。
      一度に同じ所に大量に吹きつけず、まんべんなく
      数回に分けて吹付けてください。

 

                             

 
















 

 




      工程4 サーフェーサーの下地を更に綺麗にします。

      サーフェーサーを吹付けますと、紙を切り抜いた箇所が、毛羽立つことが
      ありますので窓枠などを中心に全体にさっと紙やすりで整えておきます。 

      
屋根も小さなホコリなどが付いていないかを確認して、付いてるようでしたら
      同様に整えます。屋根は、目の細かい紙やすりを使います。

 

             




















 
 

      工程5 マスキングをしましょう!                           

      さて、次は、上塗りをして、仕上げとなりますが、その前にマスキングをします。
      マスキングは、基本的には、直線ラインをテープで行い、テープではちょっと
      という箇所は、マスキングゾルが大変、便利です。

      ここでは、MRHOBBYの「Mr.MASKINGSOL neo」を使っています。
      キャップに付いてる筆で塗りにくいようでしたら、写真のように別の筆を使って
      塗るのもよいでしょう。ゴム系のマスキング素材です。

      塗るというよりは、ぽんぽんとゾルを置いていく感じでカバーしていきます。
      塗り終わったら、乾くまで待ちます。そんなに時間は掛かりません。
      *内部を製作される方は、裏側よりマスキングテープを貼り、中に塗料が
      入らないようにご注意ください。

             

            



















 
 

      工程6 ストラクチャー外壁の仕上げ塗りをしましょう。 

 

工程5のマスキングゾルが乾きましたら、いよいよ仕上げ塗りをしていきます。
いろいろな仕上げ方や表現の仕方があるのですが、手軽にさっと吹付けて
細かい粒状に仕上げることの出来る、スプレータイプの素材を紹介したいと
思います。今回、使用しているのは、アサヒペン・ストーン調スプレーです。
様々な下地に使えるので、とても便利な素材です。

綺麗にスプレーするポイントは、均一に吹付けること。
ノズルが詰まる場合もありますので、随時、確認して拭き付けてください。

よくスプレータイプの商品(ボンドやノリ等も含)では、まれに詰まってしまって
出にくい場合もありますが、そんな時は、ラッカーシンナーに少し漬けておき
噴出孔を針などで掃除すると元に戻りますので試してみてくださいね。

終わりましたら、乾くまでホコリの付かない場所で保管します。
そして、乾きましたら、ちょっと粒の大きな箇所がありましたら、欠き落として
表面のつぶつぶの大きさを均一にすると良いでしょう。

 

             




















 
 

      ■工程7 マスキングを取り除いてください。
 

             


             
















 


ピンセットを使って、マスキングテープやゾルを取り除いていきます。
ゾルにつきましては、写真のようにゴム系接着剤を少量、爪楊枝の先に付け
少し乾いてべとつくぐらいで、ゾルに当てがい、くるっと巻き取る感じでやると
綺麗に取り除けます。ぜひ、やってみてください。(*下記画像参照)

             

          



















 

 

■工程8 屋根の仕上げ塗りをしましょう!

壁が仕上がったところで、次は、屋根の仕上げをしていきましょう。
ここでは、グレーで塗装してみました。塗装は、お好みのカラースプレー
でも筆塗りでもOKですが、スプレーの方が綺麗に仕上げることが出来ます。
そして、壁と同様に、ホコリが付かない場所で乾かします。



             




















 

 

■工程9 窓枠・霧除け屋根・戸袋・基礎部分を塗装しましょう!


では、屋根も終わりましたので、残りのパーツを塗装して仕上げたいと思います。
塗料は、お好みのもので結構です。
          

             




















 

 

■工程10 床下換気口の表現をしてみましょう。

今回は、簡易的な表現ですが、こんな表現方法を使ってみました。
スケール的には、若干、オーバー気味ですが、いかがでしょうか。

使用した素材は、CASCO(キャスコ)ジオラマフェンスシリーズYP-305
パイプフェンスです。それを写真のように裏側にブラックで塗装してから
換気口のサイズにカットして貼り付けてみました。

             




















 

 
 
■工程11

全ての塗装が終わりましたら、窓ガラスを表現をしたいと思います。
内部を製作した場合は、透明な素材を使いますが、ここでは、マット(半透明)
な素材を内側から接着しております。


             














 

 

■工程12 完成です! 
             

             


















この後は、お好みで、屋根に破風板を取り付けたり、軒どいを取り付けたり
表札やポスト等を追加製作してみていただければと思います。

また、ちょっとした地面と樹木を作って、ストラクチャーを配置してみました。
いかがでしょうか?

地面は、当工房オリジナルD素材の草三昧ミクロを使用しています。
1/200スケールから使用可能な草素材ですが、1/80スケールでも使用できます。

特に草三昧ミクロのミディアムグリーンとライトグリーンで苔の表現も可能です。
皆様のご注文を心よりお待ちいたしております。


 

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