ジオラマ完成品販売/オーダーメイド製作/オリジナルジオラマパーツ販売/のジオラマ模型専門店です

 

 

         




          
          ☆ジオラマ製作応援隊 

         ■1/80スケールのストラクチャーを作ろう!
         (2)図面が出来たら、組み上げてみよう!



         1/80スケールのストラクチャーの作り方0

         

今回は、前回、白ボール紙に印刷した図面をカットして、組み上げてみたいと
思います。途中、塗装の工程が本当は入るのですが、まず、組み上げだけ説明を
してまいります。次回、塗装を含め、仕上げ後の様子を公開の予定です。

工程1 では、まず、カットしたものを並べた写真です。
*CAD編最後の写真と同じものです。


         
















 
 

         ■工程2 次は、壁2枚を接着剤で貼り付けて、1枚にします。

↓使用する接着剤は、木工ボンド(速乾じゃないタイプ)や、スプレー糊など
特に指定はありません。ただ、貼り合わせがズレても治せると言う点で、木工
ボンドがおすすです。
*慣れてきましたら、スプレー糊の方が、断然、早いですが、スプレーブースが
必須です。
また、窓枠など細い部分には、瞬間接着剤を染み込ませて強度をあげておくと
取り扱い中の破損が防げます。*流し込みの際は、防護マスク着用で行って
ください。また、専用の剥がし剤も購入しておくと、万一の際に安心です。



         
















 

 

工程3 いよいよ、組み上げていきます!

↓まず、写真のように、側面の切り口(断面)に糊を付け、正面のパーツに
接着します。


         
         

         
















 ↓そのまま、同様に隅部4ヶ所を接着します。

         

         

 














        

         

















 

 

工程4 では、次に、3ミリ角材を使って補強をしていきます。

↓角材の寸法につきましては、図面寸法よりも実際に測って、カットする
方が良いでしょう。

         

         

         














         

↓計測した寸法に角材をカットしていきます。
カッターでカットする場合には、日頃、切り口(断面)を観察して、自分
の癖を確認しておきましょう。
また、手元に紙やすりなどがあると修正が楽になります。

↓床側(下側)をぐるっと補強してみました。
直角定規を当てて、直角かどうかを確認するのも忘れずに。
*接着剤は、木工ボンド(ここでは、速乾タイプ)と瞬間接着剤を使用。


         

         

         

















↓次に上部をぐるっと補強します。(縦が先でもOK)
*接着剤を付けたら、家にある洗濯バサミでいいので、しっかり接着できる
ように固定します。直角定規を当てて、直角かどうかを確認してください。


         

         

         
















正面と反対側は、屋根の受けとして安定させるため、写真のようにカット
して接着します。
         

         

         

















次に同様に縦の実寸法を測って、角材をカットして接着します。
ある程度、窓付近(開口周り)を中心に補強すると良いでしょう。
ただし、窓ガラス用の糊しろに少しスペースを空けることを忘れないよう
にしてください。

*窓のサイズに正確に窓ガラスをはめこむ場合は、スペースは必要ありま
せん。全体に補強が完了した様子が、左上の画像です。

       

         

         

















【ポイント】
補強は、もし、内部を製作するのであれば、角材のみの補強ではなく
柱や梁のみにして、後は、壁にプラ板などで厚みを作り、そのまま
内側の壁として表現するのが良いでしょう。

 


 

工程5 屋根を組み上げよう!

↓屋根は、様々な作り方がありますが、差込み式のものをここでは
扱いたいと思います。CADで印刷した図面の型紙より、切り出して
おきます。
次に、写真のように底側より鉛筆などで外側と内側のラインを書き込み
ます。*その後、ボールペンなどでしっかりとなぞっておきます。
     

         

         
















↓プラ板(厚さ1mm程度)を、屋根のサイズにカットします。
         

         

         














         


↓そして、半分にカットしてください。
         

         

         
















屋根の裏側に接着剤で貼り付けます。*接着剤は透明なものを。
↓写真のように図面をガイドに正面とその反対側の三角部分をプラ板
から切り抜いておきます。先程、引いた下線がうっすらと見えますので
コーナーに印を付け、補強材を取り付けます。
         

         

         














         


↓はめこんでみて、ぴったりと入るのを確認します。

         

         












 

 

工程6 トタン屋根を作ろう!
↓厚さ0.5mmのプラ板を屋根サイズにカットしておきます。

 

         

         














↓CADを使って、1/80・450mm間隔で、0.5mm幅の線を引き、印刷して
切り抜き、それをマスキングテープで貼り固定して、カッターで軽く筋を
付け印とする。プラ板がしなりますが、特に問題ありませんが、軽く、傷
を付ける感じで。

*カーボン紙を利用されてもOKです。


         

         

















↓0.5mm厚のプラ板を0.5mm幅にカットする(*市販のものでも可)
カット後、しなりますが,貼り付けますと真っ直ぐになりますので問題
ありません。


         

         

         















↓1本1本、接着剤でしっかりと貼り付けます。
定規を当てながら貼り付けますと、綺麗に貼れます。
また、両端を少し長めに用意して、貼り付けてから、はみ出た部分をカット
すると楽です。全て、貼り付けた写真が、下記となります。

         

         

         














         


↓上記のものを屋根台紙に貼り付けます。
       

         

         

















最後にPカッターで中央をスジ彫りしたプラ板(厚さ0.5mm)をくの字に曲げ
笠木として、貼り付けて終了です。写真を参考にしてください。
        

         

















 

 

【戸袋や霧除け屋根】

上記の工程までに、戸袋を組み上げておきます。(裏側にプラ板を重ねて
補強します)*窓の横にそれぞれ接着剤で取り付けます。

戸袋には、小さい屋根を、窓枠の上には、霧除けの庇をプラ板で作り
取り付けます。  
       

         

















 

 

以上、大まかですが、建物の躯体を作ってみました。
素材をプラスチックに変更したり、金属にしたりと素材によって、雰囲気
も変わりますが、手軽に作れて、加工もしやすくい紙での製作もおすすめ
です!

HOゲージのジオラマや1/80スケール情景模型にぜひ、取り入れて、素晴
らしい作品を作ってみてくださいね!

次回は、最終編として、塗装と完成写真を掲載いたします。
 

 

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