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ジオラマ製作応援隊

■地面の作り方 干からびた地面を作ろう!

 

からびた地面によくある光景として地面(土)がひび割れているのを
目にしますが、ここでは、その割れた地面の製作法のうち比較的、簡単に
できる方法を公開します

●用意するもの

・砥の粉(とのこ) 1個 ・水性木部着色料 (製作したいカラー)・木工ボンド
・へらやコテ・筆・水(ビニールカップ2個・希釈用および筆洗い用)・草素材
・その他、茶こしやピンセットなど草素材を配置する際に必要なもの

それでは実際に製作課程を見ていきましょう。
この製作法はほんの一例です。亀裂の入る場所は特定できません。
自然にランダムにひび割れた地面を製作する際には最適です。

 


 


工程1 

ここでは廃線跡のミニ鉄道ジオラマ用のベースを用意してみました。
製作したいサイズのシナベニヤや画材パネルをご用意して下さい。

 


 













 


 

工程2 

との粉を用意します。
私がよく使用させていただいてる〈ワシン〉の、との粉。

 















 


 

工程3       

着色ステインにとの粉を入れます。
着色ステインはとの粉と同メーカーが良いのですが今回は、微妙な
色合いを出すため、ターナー色彩の水性ウッドステインを使用して
みました。

カラーはヒッコリーに少量のブラックです。
水性塗料は乾くと色が変化しますので予め
乾燥後のカラーを確認しておくことも重要です。

 

















 


 

工程4 

木工ボンドを塗ります。通常jは、先にバラストを蒔いて固着
しておきます。ここでは時間の関係で同時に施工しています。

 
















 


 

工程5 

ヘラを使って塗り込みます。バラストには少し水で薄め緩めにした
との粉を塗り込みます。土で埋まった線路廻りを表現できます。

 

















 


 

工程6 

塗り終わったら少し時間を置き、乾く前に筆でポンポンと
上から軽くたたくと写真のようなディテールになります。

 
















 



 

工程7 

スーパーフィックスを筆で塗り草素材を固着する準備をします。
この工程7と次の工程8は繰り返し施工していきます。

 

















 


 

工程8 

スーパーフィックスを筆で塗ってはピンセットでつまんだグラスセレ
クション(モーリン)を押しつけ力を緩めて上に 持ち上げると草が
立った状態で固着できます。その他、ここではKATO販売のターフ
を蒔いて固着しています。

 

 

















 


 

工程9 

雑草が茂った線路廻りが出来上がりました。
所々、地面を見せて表現すると良い感じになります。

 

















 


 

工程10  

完全に硬化し色合いがくすんだ感じになりました。
表面は割れていますが底部はボンドによって
接着状態となっていますので外れたりしません。
草で見づらいですが全体に割れた感じになります。

*照明から外して撮影してますので実際の色合いとなります。

 

















 


 

工程11 

崩れかけた木製ホームと廃線跡の寂しい風景をちょっとだけ再現して
みました。

 















 


いかがですか?との粉は緩めがポイントです。
カラーはあれこれ皆さんに試して頂きたいと思います。
若干、赤みを強くするなど様々に変化して面白いです。

作例のようなミニサイズのものは短時間で仕上げることが可能です
のでオススメです。


 

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